●肥満の場合
赤ちゃんが来るのって、本当に奇跡的なことだと思います。
現代の医療技術で、体外受精技術が発達したとしても、確実に着床妊娠とはなりません。
非科学的ですが、「運命」すら感じてしまうときがあります。

ですがですが「運命」とはいっても、できることなら妊娠前に標準体重だったらとても安全だと思います。
私は産婦人科医ではありません。専門は外科。
ですが、肥満患者の手術では、相当に術後管理に苦労しました。
病気の方に「やせてから手術」というわけにもいかないのです。
肥満の状態で妊娠すると、とても妊娠管理が大変です。
ここでの肥満の定義は「非妊時BMI24以上」です。
産婦人科雑誌でも、わざわざ項を割いて取り上げられています。
病院によっては、教育するために入院してもらうこともあるそうです。
肥満は、妊娠高血圧症候群(昔の妊娠中毒症)、妊娠糖尿病、分娩経過異常、産科出血、産褥感染、巨大児など、さまざまな母児の合併症が見られます。
かといって、過激なダイエットに走るのは禁物です。
適切なカロリーを摂取するのが目的で、体重減少はそれに付随してくるもの。
減量するのが目的ではないのです。
肥満型では体重増加量を抑えても平均型の周産期死亡率を下回ることはないが、6.8~7.3kgの時が最も良く、13kg以上になると著明な周産期死亡率の増加をみる。(肥満妊婦であっても妊娠中の体重増加は必要であり、増加量は約7kg程度にとどめるべきである。)
私は、ダイエット前は66kg。明らかに肥満でした。
本当に、この状態で妊娠しなくて良かった…と思います。
できれば、非妊時でも標準体重を超えないようにしたいものだと思います。
コウノトリはいつやってくるかわかりませんから…(ここで「わかるだろ!」というツッコミはなしで)。

