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高校生のころ、お友達にお医者さんの娘さんがいました。
彼女のお家は開業されていて、遊びに行ったお家もものすごくピカピカ。
ドラマに出てくるようなお宅でした。
持っているものも、私には「すごいなー」と思われました。
たとえば筆箱。私はお小遣いが月3000円で、ほとんどをマンガに使っていたので、筆箱はいっさい買い替えなしでした。
彼女は頻繁に替えていましたね。
スタジオジブリの高い筆箱を見たときは「お金持ちって羨ましいなあ」と思いました。
一緒にお買い物に行くときも、なんだか豪勢に見えたものです。
※そのころはブランド物なんて持っている子はいませんでしたし、携帯・PHSどころかポケベルも持っている子はいませんでした。学校は制服ですし…。
時がたって、私は子供のころ「お金持ち」だと思っていた職業に就きました。
当直のバイトをすると、1回に3万円ももらえるんです!
「どんな夜の仕事だよーーー!!!」と思いました。
なにせ、学生時代は月11万でおつりがくるような生活をしていたのですから、ありがたいようなお金です。
しかし1年後、私は自分の年収を見て思いました。
年収300万円。
あれ?あんなに寝ずに働いたんだけどな〜。
だけど、研修医だから仕方ないよね。
外科だからバイトできなかったもの。
そう思っていました。
2年目、3年目は、職場の給料は月20万円。
バイトをして、潤う生活でした。
で、今は7年たちました。
職場で医療系雑誌を講読しているのですが、「5年目の医者の平均給与が1100万円」と書かれてあって。
頭を抱えました。
そんなにもらってねぇよ!!!!
9歳上の先輩に、「こんなに先輩もらってるんですかっ!!」とたずねると。
「そんなことないわよ!!あなたに毛の生えたようなものよっ!!」と言われました。
うちは公務員に準じたお給料なのですから、臨床系のお医者さんの給料と同じに思っちゃいけないんですけどね^^;
なわけですので、どうか皆様、医者と名のつく人種がすべてお金持ちではないということだけはお分かりになるかと思います。
西川女医のような方は、ほーーーっとんどいないと言っていいでしょう。
現に私の先輩女医(9歳上)は、月の小遣いが5万円だそうです。
20歳のときに買った財布を、いまでもずっと大事に使っていらっしゃる医者もいます。
手作りお弁当持参の医者もいます(私以外で)。
かなり、地味なんです。
ただでさえ、医者生活はスタートが遅いものです。
浪人・留年なしでも25歳で就職です。
医学部のかなりの割合で浪人・留年がでますので、27、8歳のスタートでもまーーたく普通。
他学部を卒業して医学部に入りなおしたので、卒業時には31歳というツワモノもいました。
そこからがんばるので、いかんせん年収が多くとも同世代の貯金額よりははるかに少ないのが現実です。ま、なかには学生時代バイトをしまくっていた人もいますが、高学年になるとその時間もない。
卒業時にはみな、貯金ゼロが多かったはずです。
実家が裕福な家庭なら話は別ですが、私の大学はサラリーマン家庭が多かった。
おかげで過ごしやすくはありましたが(笑)
生涯現役で働けるという自信があればいいのですが、聴力70dBで働いちゃいかんだろう…と思うんですよ、ホント。
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